「The Ultimate Sin」 Ozzy Osbourne
メタルの帝王、オジー・オズボーンがジェイク・イー・リーをギタリストに迎えて制作したアルバムです。
ジェイク加入後は2枚目となる作品で、アメリカナイズされたようなキャッチーな曲が多いです。
ジェイクの華やかで緻密に考え抜かれたようなギターフレーズが全編で炸裂していて、とても聴き応えがあります。
なんといっても最高なのは「Shot in the Dark」です。
いかにもジェイクといったようなリフが格好良い曲で、ジェイクフェイクと言われた、トリッキーな技も炸裂しています。
しかし、この曲は意外にもベーシストのフィル・スーザンとオジーの共作です。
キャッチーなコーラスが、とてもキャッチーで一緒に歌いたくなる名曲です。
アップテンポな「Secret Loser」もキャッチーで最高の仕上がりになっています。
ギターソロでは、ジミヘンを意識したようなフレーズも飛び出します。
全体的にキャッチーな明るい曲が目立ちますが、オープニングを飾る「The Ultimate Sin」は従来通りの安定のオジーの世界観があるヘヴィな曲です。
「Never Know Why」はダブルピッキングのギターソロでのフレーズが格好良いです。
ジェイクはB’zの松本孝弘さんにも多大な影響を与えていて、このアルバムで披露されているフレーズを聴くと納得でき、ダブルピッキングや最後にライトハンドで味付けするところなど共通点があり、聴いていて楽しいです。
サウンドも似ていて、松本さんが引いているような錯覚が起こります。