「Balance」Van Halen

ライトハンド奏法でギターシーンに革命を巻き起こした、天才ギタリスト、エディ・ヴァン・ヘイレンが率いるバンドの作品です。

ヴォーカリストはサミー・ヘイガーで、残念ながらサミー在籍時最後の作品です。

この作品は、乾いた感じのサウンドが印象的で、正にアメリカのバンドといった感じの作品に仕上がっています。

まずは、オープニングを飾る「The Seventh Seal」から強力です。

ドラマーのアレックスのソリッドなプレイや、ギターのサウンドも相まって、実にヘヴィな曲に仕上がっています。

そしてなんといっても、エディーがこだわり抜いた感じが伝わってくる、ピエゾピックアップの音を混ぜたようなサウンドが、素晴らしいです。

続く2曲目はキャッチーでポップなバラードの「Can’t Stop Lovin’ You」で伸びやかなサミーの歌声が披露されていて、エディーもコンパクトながら印象的なギターソロを奏でています。

この曲でも、ピエゾピックアップを使用した、爽やかなギターサウンドが堪能できます。

他にもバラードはあり、「Not Enough」の完成度が凄まじいと思います。

ピアノから静かに始まり、その後ドラマティックに展開します。

サミーは実力を出し切るような感じで存分に歌い、エディーのギターも感情を爆発させたように泣き叫び、正に究極な感じの完成度を誇っていると思います。

神秘的なギターのアルペジオで始まる「Feelin’」も良い曲で、この作品は充実しています。